2024-10-04
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時代に取り残された医療業界はなぜIT技術を活用しないのか

ここ数十年で医療技術は目覚ましい発展を遂げています。
新薬が開発され、新しい治療法が確立され、これまで治らなかった病気も治療が可能になりました。
医療従事者は、新しい薬の名前を覚え、新しい知識を取り入れ、新しい技術についていこうとしています。
医療現場の発展はこのように目覚ましいものですが、その一方で古き良き時代のFAXを大切に使い続け、現実世界では絶滅したPHSを活用し、紙の伝票を使っている…。このように、ここ数十年何も変わっていないことも多いのです。
時代と共に目まぐるしく進化を遂げる分野と、時代が進んでも変わらない時代遅れの分野の二極化が止まらない、それが現在の医療現場です。

日本の医療業界レベルはトップクラスです。
脂肪率の低さ、平均寿命の長さ、どこに住んでいても高レベルな治療をうけられることは世界で評価されています。
そんな医療業界を作り上げている医療従事者は、自分たちの業務を進めるにあたっては、アナログを貫いているのです。
たとえば、問診票、紹介状、処方箋や検査に必要な説明書や同意書など医療現場は紙の書類だらけ。さらに、忙しい業務の合間に、紙の書類をスキャンし、それをPDFデータにしてPCでフォルダ管理し、最終的にはせっかくデータ化した書類を印刷して患者さんへ手渡す、という時間と労力の無駄使いをしています。
最新のデバイス、IT技術を活用すれば、業務は驚くほど効率化され、人手不足の解消にもなるのに、導入しないところが今の医療業界の問題点といえるでしょう。